皆様、こんにちは。
コータローです。
本日の投稿は衝撃的なタイトルから始まりましたが、決して釣りではなく、コータローのかなり自身のある予想となります。
実際にそう思う根拠も含めて書いていきたいと思います。
工業製品の規格というものは、いつの世も普及させた発案者側(今回の場合は企業側)に多大なメリットをもたらします。
ちょっと遡れば
・ブルーレイディスク vs HD-DVD
・ベータ vs VHS
・メートル vs フィート
などなど・・・
あ、最後のメートルとフィートに関しては、少し毛色が違いましたね(笑)
規格というものは一度普及してしまうと、周りの関係メーカーもその規格を使うしか無いため、規格を使用するためにライセンス料や審査料などを払って規格に合格しなければなりません。
そうなると規格を考案し普及させた会社には継続して莫大な利益が入ることになります。
今回のAppleのLightningケーブルのビジネスモデルもお大まかには同じ構図となっています。
ましてや全世界で累計20億台近く販売されているスマートフォンですから、サードパーティーメーカーもLightningケーブルのアクセサリーを作るしかありません。
さらにLightningケーブルにはMFi認証というものがあり、ライセンス料を支払い専用の認証チップを搭載したものにしかMFi認証のロゴを入れることができません。
また、認証チップを搭載していなかったり、偽造した認証チップを搭載しているMFi認証品では無いケーブルアクセサリーを使用していると、端末に不具合が発生したり、将来的にアクセサリーが使用できなくなるリスクもあります。
この仕組みはもちろんAppleの利益のためではなく、その昔iOS端末がドックコネクタだった時代に、大量の粗悪品が販売されたことからMFi認証に専用のチップが搭載されたという経緯があり、ユーザーのセキュリティ向上にも効果があります。
ですが、MFi認証を取得するにはライセンス料がかかることから、製品価格も上がりますし、新しいアクセサリーの開発スピードは遅くなってしまいます。
Appleとしては独自規格であるLightningケーブル市場が続く限りライセンス料が定期的に入り続けるという状況のため、簡単には手放すことができないというのが実情です。
そうなんです。
この事実があったので、実はコータローも今回のiPhone 12シリーズの発表前には非常に期待していました。
ですが蓋を開けてみればライトニングケーブル継続で挙げ句の果てには、Lightning-USB-Cケーブルを同梱して充電アダプターを省略する始末。
「我々Appleは環境に配慮してUSBアダプターをなくすことにしました!!(ドヤァ!!)」
コータローはリアルタイムで発表を見ていたのですが、この時に思わず「違う、そうじゃ無い・・・」と独り言を言ってしまったくらいです。
では、なぜこのような構図になってしまったのか?
おそらくiPadシリーズ、iPhoneシリーズ、Macシリーズに明確なカテゴリ分けを再定義しようとしてるのでは無いかと。
今まではiOS端末とMac OS端末という2種類の違いではなかったために、iOS端末はライトニングケーブルで揃っていました。
ですが、昨今のiPadの高性能化やMagic keyboard、Apple Pencilの動向を見ていると、iPadはiOS端末というカテゴリから脱し、Macとどちらを選択するのかという立ち位置にきています。
実際にコータローはiPad Pro 12.9 2018をメインに仕事もしていますし、なんなら動画編集はiPad Proの方がやりやすいとさえ思っています。
そうなるとiPadシリーズに対してLightningケーブルにこだわり続けていたとしたら、外部ストレージなどの外部機器の接続も含め手間が増えてしまうため、結局プロ用途には使用してもらえず売り上げが伸びないという結果になってしまいます。
実際にUSB-Cが搭載された結果、iPad Proは飛ぶように売れ、実際にYouTuber界隈でもiPad Proの話題で持ちきりになりました。
一部のYouTuberはコータローと同じくiPad Proで活動しているという人もいますね。
今回のiPad Airにも搭載されたことから、おそらくですが、無印iPad以外のモデルは全てUSB-C搭載に切り替わると予想しています。
そこなんです。
おそらく話題にはなりますし、一時的に売り上げは伸びると思います。
実際コータローもUSB-Cになったら本気で購入します。
ですが、思い出してください。
先ほどまで説明していたLightningケーブルビジネスを。
こう言った対応規格の変更は話題にはなりますが、一時的なものですし、売り上げも乗り換える人たちが一通り終わったら落ち着きます。
その後はAppleとしては地獄が始まります。
Lightningアクセサリーの市場は一気に萎み、ライセンス料は入りません。
また一部残っている買い換えない層や買い換えられない層には
「AppleはLightningケーブルを見限った」
と罵られるわけです。
さらに言えば、iPhoneで外部機器を積極的につなげてプロ用途で使用する人がユーザーの何%いるでしょうか?
おそらく数%の世界だと思います。
そんな一部の人のためにわざわざ多大なリスクを犯してこのビジネスモデルを手放すとは思えません。
確かに今までの話を総合するとLightningケーブルが永遠に搭載されると思われがちですが、おそらくそれもありません。
コータローが予想する今後のAppleの戦略は、MagSafeシリーズに統一です。
現在、モバイル端末はほぼクラウドサービスと接続され、端末にデータを保持して機種変更にケーブルが必要なことはほぼありません。
写真は簡単にクラウド経由で機種移行できますし、連絡帳は元々iCloudアカウントやGoogleアカウントに紐づいています。
ということは、実は現在の世の中のほとんどの人のスマートフォンには外部接続の端子なんて必要ないんです。
必要なのは充電の時くらい。
そこで思い出されるのが、今回のiPhone12シリーズから始まったMagSafeという規格です。
iPhoneの背面にリング状の磁石でくっつく充電端子があり、接点無しで充電する規格です。
今回この規格が始まったということはおそらく、今後iOS端末(スマホ)とApple Watchなどは、このMagSafeに統一されていきLightningケーブルビジネスモデルからMagSafeビジネスモデルに切り替えていく(数年間並行して利益あり)形になると思います。
はい。
とても嫌ですね。
また一つ充電アクセサリーが増えることになります。
ですが、先進的な企業というものはこういうものです。
信者ならついていくと思いますし、そうでないなら別の会社の端末を買うしかないんです。
今回の予測はかなり有力なのではないかと思っています。
ただ、USB-C搭載にいちるの望みをかけたいです。
(Appleさん、USB-C搭載にしてくれたらiPhone二台とも買い換えますので、ぜひお願いします!)
一部のマニアやレビュアーさんだったら、もしかしたら一瞬頭をよぎって、目を逸らした予測なのではないでしょうか?
コータローも目を背けたいですが、昨今のAppleの動向を見ているとあながち間違いとは思えなくて・・・
次回のiPhoneの発表会の時に
「我々Appleは新型iPhoneから全ての端子を無くしました!!(ドヤァ!!)」
なんてされたら阿鼻叫喚ですね。