【レヴォーグ 2.0 STI】納車されたのでレビューしてみた。
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皆さん、こんにちは。

スバル一筋30年のコータローです。
嘘です。まだ28歳です笑

BRZからレヴォーグ 2.0 STI SPORTSに乗り換える事を決め6月11日に無事納車されたので、素人ながらレビューしていきます!
(この記事で書いているレヴォーグはC型のSTIスポーツについてなので、ご注意ください。)

外観について

これはスバルの得意の顔というか、よくいろんなところで「ガンダムちっく」といわれていますがそのとおりだと思います。
コータローとしてはボンネットの穴(エアスクープとかパワーバルジとか言われてますね)が男の子の興味を引くデザインでいいなと思います。

全体的にはやはりツーリングワゴンなので長いですが、プレスラインが上手いのかランプなどのデザインが上手いのか、そんなに長く感じません。
実際、BRZの全長が4240mm、レヴォーグの全長が4690mmと45センチしか違わないのに、室内があんなに広くなるのは驚きですね笑

内装について

やっぱりボルドーの革シートが目につきますね!
本当はアルカンターラシートのほうが良かったんですが、STIモデルは革シートのみの設定ですのでここは仕方ないです。

すわり心地ですが、BRZに比べるとサポートは控えめで革なので多少滑ります。
でもレヴォーグでBRZのようにスピード出してコーナー曲がってという運転をする目的の人は少ないと思うので、一般的な運転(法律に反しない範囲)であればまったく問題ありません。
むしろ、高級感があっていいと思います。

蒸れに関しては、まだ暑い時間帯を経験していないので今後のレビュー項目にしておきます。
今のところ特に蒸れると思いそうな感じはまったくありません。

メーター類は見やすいですね。

タコメーターやスピードメーターはベースのレヴォーグと同じベーシックな物にSTI専用の赤いメーターイルミとSTIロゴ。
高級感とスポーティさがちょうどいい塩梅に混在していていいと思います。

ハンドルに関してはいたるところで「滑りやすい」と指摘されているようですが、コータローは滑りやすいとは感じませんでした。
どちらかというと手汗が目立つというか、少しでも手汗をかくと、ステアリングに汗が付いているのがすぐにわかる感じなのが少し気になりました。

ハンドルの滑りやすさに関しても高速道路のコーナーとかスピード域が上がったときなどによりわかりやすくなると思うので今後注視して行こうと思っています。

センターコンソールについては前の車がBRZだっただけあり、使いやすさは不満ないですね。
収納もコータローには十分だと思います。

ひとつ誤算だったのは、BRZのときは鳥の糞とかついたときにすばやく水でフヤカスために100均の霧吹きをドアポケットに入れていたのですが、レヴォーグのドアポケットは細いらしく入りらなかった事です。

ですがペットボトルであれば問題なく入りますし、ボトルが入るところ+α(サングラスのケースが横向きに寝かせて入るくらい)のスペースがあるので一般的には使い勝手はあがってます。
・・・ってか普通ドアポケットに霧吹き常備してないですよね笑

シフトレバーはBRZがマニュアルっぽくなっていたのに対し、レヴォーグは潔くAT車によくあるストレート型です。
コータローとしてはゲート式よりもストレート型のほうが今風だし、高級感もそれなりにあるのでこれでいいと思います。

ただ、マニュアルモードに切り替えた後、フロアでギア選択が出来ないのが少し不満ですね。
BRZのときはあったので・・・(シフトアップ、ダウンが希望の逆だったけど)

BRZもそうなのですが、スバルのパドルシフト(ステアリング左右についているレバー)はステアリングと一緒に回ってしまうので、使い辛いんですよね。

まぁステアリングをまわしているときにギアを変えるということはあまりしないことだと思いますが・・・

電動パーキングブレーキもボタンだし、シーケンシャルシフト的にマニュアルモードできないなら、シフトレバーも今はやりのボタンにしちゃえば良かったのになんて思わないでもないです。

ナビ周りについては、コータローはパナソニックを選ばなかったので専用の化粧パネルではなくて通常の両側にボタンがないものでした。

ピアノブラックで光沢があるので指紋やホコリが目立ちます。
エアコンのボタン周りもそうですね。

ここはそのうち社外から出ているカーボンパネルとかに変更したいですね。
(つや消しとかだと最高)

MFDは基本パナソニックナビではない場合特に使いませんが、大きく時計、外気温、燃費が表示できるのは意外と便利。

また、後で紹介しますが、MFDに映るサイドビューモニターがノーマークだったけど便利です。
視線移動が少ない位置にあるので、いろいろ活用できるようになるといいなぁと・・・

BRZの時には無かったステアリングスイッチ類が多数あり(ナビ用はオプション装着)、運転中でもクルーズコントロールの操作がやりやすくなったり、ナビの操作が出来るようになったため、便利になりました。

エアコンボタン周りの操作はダイヤル式になったためBRZのトグルスイッチ風より少し地味になりましたね。
コータローとしてはここら辺はメカメカしくしてほしかった笑

後部座席や荷室はまだ使用していないので詳細なレビューは今後書いていきたいと思います。

後部座席にそんなに重くないかばんを乗せただけでシートベルト警告灯がMFD内で光っている(音は無し)ので少し気になるくらいですかね。

あと全体的にBRZよりもドアの閉める音が高級感があります。
BRZは「ばんっ!!」って感じなんですが、レヴォーグは「どむっ!」って。

ただの鉄板なのか、中身の詰まった塊なのかの違いのような感じですね。

まぁ、BRZとレヴォーグの車両の目的が違うのでこれは仕方ないことですね。
BRZは出来うるだけ軽量化、レヴォーグ2.0は高剛性、高出力が目的なので。

少し感動したのがディーラーで納車説明を受けている際リアゲートを閉めたとき。
閉鎖的な保管倉庫みたいな音が反響する環境だったのにリアゲートを閉めた音がほとんど反響しなかったんですよ。

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走りに関して

おそらく今回の記事を見ている人はコータローの熱狂的なファンか、レヴォーグSTIがほしいなーと気になっている人でしょうから、走りは気になりますよね。
まだ慣らし中ですし、納車が夕方でしたので、30kmくらいしか走っていませんので本質的なものは何もまだ見えていませんが、簡単に感じられたことだけ・・・

まず普通に速い。
いや、300馬力というパワーを見れば早いのは当たり前なんですけど、速い感じがしないんです。
速さを感じないというか・・・

BRZのときはサウンドクリエーターでエンジン音(吸気音)を室内に取り込んでいたのもあり、停止状態から60km/hまで加速するだけでも加速している!って感じたんです。

要するにスピード出ていなくても加速感とか早いスピードで運転していると感じることが出来たんですね。
(俺はやい!と思ってもメーターではそんなにスピードが出てなかったって事)

でもレヴォーグは逆でした。
ぜんぜんエンジン音が入ってこないし、ゆっくり上品に走っているなと思ってメーターを見ると法定速度に既に達していたってイメージかな。

今までの感覚で加速していたらあっという間に免許なくします汗
アクセル開度もほとんどいりません。

だからといって運転がつまらないかというとこれが不思議。
とっても楽しいです。

ベースのパワーは300馬力と一般人にとってはモンスターですし、素人のコータローにもはっきりわかるくらい車両の剛性が高いです。

1560kgの車重があると思えないほどフロントがスンナリ向きを変えるし、交差点とか駐車場内みたいな取り回しも絶妙。
面白かったのは納車後帰り道を走っていたら、一瞬ワゴンボディであることを忘れていることに気づいたとき。
バックミラーをみて、「あ、ワゴンだった」と本気で感じたときがありました。

走りを感じると、BRZと比べて「あ~、これが大人の余裕ってヤツなのか」と感じました。
なんというか、BRZのときは本気で踏み込めば早いし、コーナリングもいいけど、あくまでも「本気」なんですよね。

そうじゃないとノーマル状態では普通というか・・・
でもレヴォーグは軽く踏んで早いしコーナリングは後述しますが気持ち悪いくらい曲がるし、普通に早い。

ドノーマル同士ならBRZでレヴォーグ2.0STIに勝てる気しません。
(走る環境にもよるでしょうけど・・・)

コーナリングについて

先ほどチラッと書きましたが、一言・・・

気持ち悪いです。

いや、良い意味です。
誉めてます。

よく評論家の方が試乗記事とかで「オンザレール」っていっているのを見たときにコータローは「どういう状態だよ」と突っ込みを入れてたんですが・・・

レヴォーグ2.0はオンザレールです。笑

昔乗っていたFFはハンドルで曲げる感じ、BRZ(FR)は加重移動で曲げる感じだったのに対し、レヴォーグ2.0のVTD-AWD(四駆)はトラクションでも曲がるし、ハンドルでも曲がるし、加重移動でも曲がるというわけのわからない状態。

FFやFRとの違いを記事にしようと思っていろんなコーナーをいろんな運転の仕方で曲げてみたけど、どの方法でもそれなりに曲がっちゃうし、日常の速度域ではありますが、ほんとにレールに固定されたホイールなんじゃないかってくらい曲がる。

このあたりは四駆でモータースポーツを真剣に取り組んできたスバルだから出来る制御なんだろうなと思いました。

いやぁ・・・ほんとに気持ち悪い(最大級の誉め言葉)

多分一般のドライバー(少々の車好き)ではタイヤを滑らせることも出来ないのではないでしょうか?(これも良い意味で。)

それくらい四輪のトラクションが地面をつかんでいるのが素人のコータローにも感じられました。

こういうのを感じちゃうと同じようなコンセプトなアウディのクワトロ搭載車やゴルフRなども試乗したくなっちゃいますね。

燃費について

これは今はまだ納車直後の段階でデータが蓄積されていないのでわかりません。
今後1ヶ月レビューや半年レビューなどで書いていきたいと思います。

ただ、1.6のレギュラーガソリンと2.0ハイオクガソリンの違いはあれど、燃料消費率はそこまで変わらないのではないかと考えています。

というのも、1.6と2.0を比べると馬力が倍近くあります。
ということは1.6でアクセル開度50パーセントの道や速度域を2.0ならアクセル開度20パーセントから30パーセントでいけることになります。
特に2.0も1.6も大体同じ回転数で最大トルクと最大出力が出るようになっているので、同じ出力ベースなら、2.0の方が回転数を低く抑えられることになります。

そうなると単純にその分燃料消費は少なくなるわけです。
(エンジン自体の燃費性能の違いももちろん影響しますが)

実際に、ディーラーからの帰り道を運転してみてメーターの間のディスプレイに出るエコメーター(急加速などをすると黄色いグラフが出て、エコ運転をするとグリーンのグラフが出る)を見ると街中の流れならほとんど緑でした。

発進加速や追い越しなどの加速時とブレーキを踏む減速じのみ黄色でアクセルオフのエンジンブレーキとかは緑のグラフが最大だったりするので予測運転をすればそんなに燃費が悪いなんてことにはならないと思います。

ハイオク高い・・・ってかガソリン高い。

アイサイトについて

いや〜これはすごいです。
全車速追従機能付きクルーズコントロールの精度がやばいです。
特にBRZがただの速度設定出来るだけのクルコンだっただけに未来の車に乗っているみたい。

設定はとても簡単です。
ステアリングのクルコンスイッチを押して、速度(上限)を設定すれば、アイサイトが勝手に前を走っている車を認識して追従してくれます。
前を走る車が設定速度以上で走れば自車は設定速度で走り続けるだけ(前車はどんどん離れていく)だし、前車が遅ければ設定した車間距離で速度はアイサイトが勝手に調整してくれる。

前の車が止まれば自車も止まるんですが・・・

とまるときのブレーキがめちゃくちゃ上手い!

車体が揺れない繊細なブレーキ。
大体ブレーキがしっかり利く車って信号とかで停止するときに最後の停止直前に少しブレーキを抜かないと必ず車体が「かっくん」ってゆれると思うんですよ。
その制御がしっかりアイサイトでもされてて、まったく「がっくん」ってなりません。

また、停止状態から発進した際は速度設定のレバーを親指で上に上げるだけでまた付いていくし。
足使わなくても街中の運転できちゃいますね。

また、昨日走ったときはちょうどこのクルコンを使用しているときに、テストとしては一番良い状況があったんです。

コータローが2車線の右側で、もうすぐ右折レーンが増えるところ走っていたとき、左車線から無理やりコータローの前に割り込みしてきた車がさらに右折レーンに入るという状況。

多分アイサイトとかをプログラムするときに一番気を使いそうなシチュエーションなんですが、これがなんとコータローが運転しているときに行うであろう操作を何の引っ掛かりも無く行いました。

割り込み→レヴォーグブレーキ(前車を認識変更)→前車が右折レーンに車線変更→レヴォーグ加速

といった流れをです。
ほんとによどみなく。

これってすごいことだと思うんですよ。

まだレーンキープとかは試す状況が無かったので試せていないんですが、これならアイサイトを信用できるというレベルの話ではなく、アイサイトが完璧なのは当たり前というレベルなんですね。

正直舐めてました。

その他、車線変更のときの後方車両の警報とか、前の車が発進したのを知らせる警報とかもうとにかく運転者が何も心配しなくていいように自動車教習所の先生がシステムの中にいる感じでした。

以上、納車日レビューになります。
正直納車されて30kmくらい街中から郊外を走っただけなので、感じきれていないところや、まだあたりが付いていないところなど今後印象が変わるところもあると思いますが、良い車です。

高級車とかカッコいいとか奇抜とかそういうのを抜きにして「良い」車を高次元でバランスよくまとめた車だと思います。

おそらく、絶対的な速さは他にももっとあるし、コーナリングが良い車も他にある、乗り心地がもっと良い車も沢山あります。

ただ、走りが良くて、荷物もつめて、5人乗れて、かっこよくて、安全性高くて、乗り心地良くてっていうわがままな要求を全てかなえてくれる車は現状レヴォーグ2.0が最適解ではないかと感じています。

本日のKouの感想

車両価格は高いですが、内容をみるとこれが外車なら+100万〜200万くらいの値が付いていてもおかしくない車です。

そう考えるとコストパフォーマンスはいい車という部類になるなぁと思います。

まぁ一番はこういう贅沢を許してくれた奥さんに感謝ってことですね。

今後この車については都度レビューを書いていきたいと思います。

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